ようやくすれ違わなくなった令和の名曲

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」
皆さん観ていますか?
オープニングの曲が素敵ですね。
ハンバートハンバートさんの『笑ったり転んだり』

「夕日がとても綺麗だね
 野垂れ死ぬかも知れないね

 黄昏の街 西向きの部屋
 壊さぬよう戸を閉めて
 落ち込まないで諦めないで
 君のとなり歩くから」

この歌詞で、ふと『神田川』を思い出しましたが
あれとは似て非なるものです。

なぜなら『神田川』は
ちっとも男女の意思疎通ができていない歌だからです。
洗い髪が芯まで冷えるほど銭湯で彼女を待たせたり
24色もクレパスがあるのに似てない絵しか描けないなんて
全く彼女のことを考えていないし見てもいない!
「優しさが怖い」なんて1ミリも思わない。
実際、1ミリも優しくない。

同じ理由で
『サボテンの花』にもモヤモヤします。
手袋編みかけで洗濯物も洗いかけで
真冬の空の下に彼女が飛び出すなんて
「ほんの小さな出来事」なわけあるかーい!
もう耐えられなかったわけでしょ、彼女は。
積もり積もったものがあったんでしょうよ。
ララララとか歌ってるヒマがあるなら
全力で追いかけて謝ったら良いのに。

『笑ったり転んだり』は
そういう男女のすれ違いもなく
等身大の、織り込み済みの絶望と希望を
覚悟をもって軽やかに歌っている

昭和特有の湿気もなく
平成特有の軽薄さもなく
あぁこれが令和の名曲なんだなと
しみじみ感動した次第です。

名曲は時代の気分と共に再構築されていくのですね。

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